自己啓発

7つの習慣(完訳版)を再読し改めて要約をまとめてみた・感想から人生を変えるポイントを解説!

いま振り変えるとこの7つの習慣は私自身の人生を圧倒的に変えた本1位はまさにこの本でした。望むべき人生を手に入れるために、まず読んでほしいこの本、私が、最初で最後のサラリーマンをしている頃、この本は、全社員の必読本として勧められていました。

7つの習慣に書いていること

社交的なイメージの作り方など、表面的なテクニックによって成功しようとする「個性主義」の方法ではなく、誠意・謙虚・誠実・勇気・忍耐など人間の内面にある人格的な部分を磨く「人格主義」でしか真の成功は得られないと著者は説いています。

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そのうえで、人格を磨くための具体的な習慣を7つの段階に分けて説明してくれています。

内容を咀嚼するまでに時間がかかる部分も多いと思われますが、まずは知るだけでも、今後のこれからの人生に良い影響を与えることは必至です。

この本の要点について3POINTあります。

要点1
成功を目指すならば、成功を支える土台となる、人格をまず構築することが何よりも重要である。

要点2
段階としてまず、自立を果たし成長することの先に「私的成功」がある。次の段階は、健全に相互依存し、全体で価値を得ることに「公的成功」がある。

要点3
この本は、一度読んだら終わりではなく、自身の変化と成長にともない、折にふれて読み返し、参考にしてほしいと思います!

この「7つの習慣」は人格を磨くための原理原則を解説しており、その原則を守ることで、自らが変わり結果を引き寄せていくという流れを示しています。

「依存」から「自立」、「相互依存」へと至る、成長の連続体を導くプロセスです。

Tomy
Tomy
本当に誰でも成功する法則なんてあるのかしら?
アルケミスト
アルケミスト
どうだろう?!お楽しみだね

第一の習慣「主体的であれ!」

第1の習慣はまず、主体的であれ!というところから始まります。

現代において、人格は、状況や条件付けによって決定されると考えられています。

遺伝子によって、育ちや子供時代の体験によって、取り巻く環境の中にいる誰か・何かによってなど、要因とされるものはさまざまですね。

つまり何らかの刺激によって反応、つまり人格が決まるという考え方です。

一方で、筆者が説く重要な指摘は、刺激と反応の間には、「選択の自由」があるという点です。

つまり、私達は人間だけに与えられた「想像、良心、意思、自覚」という重要な能力によって、究極的には、何が起ころうとも(刺激)、それが自分に与える影響(反応)を自分自身の中で「選択」することができます。

これらをふまえて、「主体的である」ということを考えて見てほしいのです。

私達の行動は、自分自身の決定と選択の結果です。私達は感情を抑えて自らの価値観を優先させることができます。

「主体的」とは、自発的に率先して行動することだけを意味するものではなく、人間として、自分で選んだ人生の責任を引き受けることも意味します。

今自分が不幸であると何年も感じていた方にとっては、その状況は自分が選んだことだという考え方は受け入れにくいでしょう。

しかし、深く正直に「今日の自分があるのは、過去の選択の結果だ」と言えなければ、「私は他の道を選択する」と言うこともできないのです。

このあたりは、嫌われる勇気のアドラー博士のおっしゃるとおりの部分になりますね。

第2の習慣「終わりを思い描くことから始めよう!」

第2の習慣は、終わりを思い描くことから始めよう!です。

いきなりですが、自分の葬儀の場をイメージしてみてほしいのです。

そして、弔問客たちに、あなたの人生をどのように語ってほしいか、深く考えてみてください。イメージ力が試されますね。

第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」は、人生におけるすべての行動を測る基準とするために、自分の人生の最後を思い描き、それを念頭において今日という一日を始めることにあります。

自分が目指すもの、大切にしたいものを頭の中に植え付け、そのイメージどおりになるように日々生活していれば、人生が望まない方向に進んでいってしまうことはないはずなのです。

この習慣を身につけるには、「個人のミッションステートメント」を書くのが効果的です。

これは、

  • (1)どのような人間になりたいのか(人格)
  • (2)何をしたいのか(貢献・功績)
  • (3)それらの土台となる価値観と原則を書きつらねます

注意すべきことは、(3)についてです。

土台となるもの、あなたの中心になるものが、人や物では行き過ぎた依存が生まれ、バランスが崩れてしまうことがあります。

あくまで、土台におくべきなのは、公平さ、誠実さなど、あなたが最も大切にしたい価値観ということになります。

第3の習慣「最優先事項を優先する」

第3の習慣は、最優先事項を優先することです。

第3の習慣とは、第2の習慣で思い描いたビジョンをかたちあるものにするための物的創造の習慣のことを指します。

また、第2の習慣は優先すべきことを決めることであり、第3の習慣はマネジメント、優先すべきことを優先して行えるようにすることだともいえるでしょう。自分を律して実行することがマネジメントには必要です。

具体的な実践方法としては、物事を重要度(高・低)と緊急度(高・低)にまず分けます。その中で、「重要度が高く、緊急度が低い」事象をいかに行うかが最も重要である。ここに、あなたの成長に役立つ活動が入ってきます。

そのためには、何を為すかと同様に、何を為さないかを考えることも同じくらい重要ですね。

重要事項に「イエス」と言うためには、他の用事がいかに緊急に見えても、「ノー」と言うことを学ばなければなりません。

第4の習慣「Win-Winを考えよう」

第4の習慣はWin-Winを考えようです。

第1~3の習慣で考察した私的成功の領域を経て、ここからは、人と人とが力を合わせて結果を出す、公的成功の領域に入っていきます。

Win-Winとは、すべての人間関係において、必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢のことです。

Win-Winの考え方として根本原理は、人生を競争の場ではなく、協力の場と捉えるということにあります。

Win-Winを成り立たせるには、(1)人格、(2)人間関係、(3)協定、(4)システム、(5)プロセス、の5つが必要となります。

(1)においては、相互が第1~3の習慣で取り上げた人格を築き、「すべての人が満足することができる」という発想をもつことが大切です。

(2)の人間関係とは、相互の「信頼残高」を積み重ねて築き上げるものです。一朝一夕には行きません。

(3)の協定とは、相互に期待することを明確にしWin-Win実行のためのものです。

(4)のシステムとは、Win-Winの行動が評価される仕組みである。Win-Winを推奨すると言いながら、報酬の仕組みはWin-Loseになっているケースもあります、それを監査、評価するシステムが必要です。

(5)のプロセスは、Win-Winのプロセスを踏まずして、Win-Winの結果に到達することはできません、目標がWin-Winならば、手段もWin-Winでなければなならず、そういったプロセスを描きましょう。

第5の習慣「まず理解し理解される」

第5の習慣は、まず理解に徹し、そして理解されるです。

この習慣では、Win-Winの関係を築くために重要になってくる、「まず理解に徹し、そして理解される」ための傾聴方法について学んでいきます。

Tomy
Tomy
これはどういうこと?
アルケミスト
アルケミスト
自分の主張を通すよりもさきに、相手の主張を受け止め理解しようとすることで、相手からも理解されるようになるということだね

話の聞き方のレベルで、最高レベルのスキルは、「共感による傾聴」です。これは、相手を理解しようと聴くことであり、相手の身になって聴くことです。

「共感による傾聴」を身につけるためには、下記のステップが提示されています。第二弾階から、ちょっとむずかしいかもしれないので、概念だけ覚えといてください。訓練が必要です。コーチングなどでも以下のことを学ぶことができます。

第一段階は、「相手の言葉をそのまま繰り返す」こと。

次の段階は、「相手の言葉を自分の言葉に置き換える」こと。

そして、第三段階は、「相手の気持ちを言葉にする」こと。

最後の第四段階は、第二段階と第三段階を組み合わせたもので、すなわち「相手の言葉を自分の言葉に置き換えると同時に、相手の気持ちも言葉にする」のである。

第四段階の傾聴スキルが身につけば、相手は自分の助言を受け入れやすくなるでしょう

第6の習慣「シナジーを創り出す」

第6の習慣はシナジーを創り出す!です。

シナジー、日本語にすると相乗効果ですが、これは人生において最も崇高な活動であり、他のすべての習慣の目的とするものである。

シナジーとは、簡単にいえば、全体の合計は個々の部分の総和よりも大きくなるということなのですが、一プラス一が三にも、それ以上にもなるということですね。

シナジーは、(1)高い「信頼残高」(2)Win-Winを考える姿勢、(3)まず相手を理解しようとする努力、これらがあいまって、シナジーを創り出す理想的な環境ができあがると言われています。

シナジーを創り出すコミュニケーションでは、相互がそれぞれ出す最初の案よりも良い、第3の案を生み出すことができる可能性があります。

第7の習慣「刃を磨こう」

最後に、第7の習慣は刃を研こう!です。

刃を研ぐとは、再新再生のプロセスです。つまり、他の6つの習慣を果たすために最も重要な「あなた自身」の価値を維持し高めていくための習慣であす。

具体的には、あなたという人間をつくっている四つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)の刃を研ぐということ。常に自己成長を続ける環境を用意するということですね。

肉体的側面の刃を研ぐというのは、自分の肉体に効果的に気を配り、大切にすること。体に良いものを食べ、十分な休養をとってリラックスし、定期的に運動します。

精神的側面は、あなたの核であり、価値観を守り抜こうとする意志であると言えます。
これは極めて個人的な部分であり、刃を研ぐ方法は、人によって全く異なります。

著者の場合は、毎日聖書を読み、祈り、瞑想することが精神の再新再生になっているそうです。

文学や音楽に没入する人もいるでしょうし。雄大な自然との対話から再新再生を見出す人もいるでしょう。

自らに合う方法を創造してみましょう。

知的側面の刃を研ぐこととは、継続的に学ぶこと、知性を磨き広げていく努力をすることです。

日頃から知識を吸収して知性を広げていこうと思ったら、優れた文学を読む習慣を身につける以外に方法はありません。

社会・情緒的側面の刃は、日々他者と接している中で研ぐことができるため、他の側面に比べそれほど時間はかからないが、訓練は必要となります。

第1、第2、第3の習慣を身に付けて自立し、第4、第5、第6の習慣を身に付けて相互依存の状態を創り出すスキルが身に付いていなければなりません。

最後に:注意事項

最後に

この7つの習慣を暗記することに意味はなく、その内容を理解し、実践することに意味があります。まだ読んだことがない方はもちろん、一度『7つの習慣』を読んだことがある方も、改めて完訳版を読んでみることをおすすめします。

この7つの習慣を暗記することに意味はなく、その内容を理解し、実践することに意味があります。まだ読んだことがない方はもちろん、一度『7つの習慣』を読んだことがある方も、改めて完訳版を読んでみることをおすすめします。

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